ホワイトニング
ホワイトニングとは
健康な歯を削らずに歯を白くする方法、それがホワイトニングです。
歯はもともと真っ白ではなく、わずかに黄ばんだ色をしていて、それをより白くする治療方法です。
主にホワイトニングには、2種類あります。
歯科医院内のみで行うオフィスホワイトニング
歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って専用機器により特殊な光を当て漂白する
おもに家庭で専用トレーとホワイトニング剤を使って行うホームホワイトニング
個人の歯に合わせて作られたトレー(マウスピース)にジェル状の漂白剤を注入して歯に装着する方法
またこれら2つを併用することもあります。
近年日本でもホワイトニングを行うための薬剤が厚生労働省で認可されたため、ポピュラーな美容用語として「ホワイトニング」が浸透し始めています。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院で患者さんの専用のトレーを作製し、歯に薬剤を塗って漂白する方法。歯科医師の指示のもとご自宅で自分自身で行います。
ホワイトニング効果の維持
ホワイトニングした歯も毎日の飲食による色素で徐々に着色していきます。着色の程度や早さは食生活の習慣により個人差があります。そのような場合、汚れや着色の程度に応じてクリーニングが必要です。1月に1回のクリーニングでホワイトニングの効果は2~3年維持できます。
先天的な変色、着色歯の場合
テトラサイクリン等の薬剤による着色歯や先天的な原因による着色歯または着色の仕方によっては(縞模様をなくす為など)ホワイトニングには時間をかける必要があり、白さを維持するために定期的なホワイトニングを使用することが必要になります。
ホームホワイトニングの手順
- カウンセリング・お口の中の検査
お口の状態をチェックして、ホワイトニングの方法をご説明します。 - ホワイトニングの準備として歯石除去など歯の清掃を行います。
- シェード(色彩)の検査・歯の写真撮影
ホワイトニング後と比較して頂きます。 - 歯の型取り・ホワイトニングトレーの作製
歯型を取ってホワイトニングトレーを作製します。 - 次回、作製したトレーとホワイトニングジェルをお渡しします。
- ご自宅でホワイトニングを行います。
- 1週間ごとに経過をチェックします。
- 完了時に再度、シェードの検査・写真撮影(途中経過を撮影することもあります)
ホワイトニング前と比較します。
妊娠、またはその可能性がある方
妊娠中のホワイトニングによる異常の報告はありませんが、安全を考慮して妊娠期、授乳期のホワイトニングはお勧めいたしません。
オフィスホワイトニング
施術法
時間
メリット
デメリット
ホワイトニングの症例
施術前 |
施術後 |
ホワイトニングの範囲と効果
ホワイトニングの範囲
詰め物、差し歯など人工的な修復物はホワイトニングされないので白くなりません。
このような修復物とホワイトニング後の歯の色との違いが出る場合、後日、修復しなおす必要が生じるかもしれません。
ホワイトニングの効果
あなたの歯がどのくらい白くなるか、予め予測することは非常に困難です。同じように見える歯でも薬剤に対する感受性は様々で、それを施術前に知ることはできません。ホワイトニングの効果には個人差があることをご了承ください。